皆様こんにちは。
皆様は将来、ご自身がどのように過ごし、その時にはどのぐらいの資産が残ってて・・・と明確にしたことはあるでしょうか。
今回はリタイアメントプランニングとありますが、何もお仕事を辞めた後の事だけを言っているのではありません。
弊社ではリタイアの定義を、お仕事を続けても辞められてもどちらでも選べるような状況になることとしています。
その為、55歳には上記のような状況を作られ、お仕事に縛られることなくご旅行を楽しまれている方もいれば、
心の余裕をもって70歳になってもお仕事を続けている方もいらっしゃいます。
そういった生活のための為の仕事から脱却した方が
どのようにリタイアメントプランニングを考えているのか一例となりますがご紹介します。
◆必要資金の準備
- 必要保障額を知る
まず始めにご自身の必要保障額を把握しましょう。
必要保障額というのは、ご自身に万が一のことがあった場合(働けなくなった場合)に、
ご家族が今後不自由なく暮らしていくために必要なお金から入ってくる収入を差し引いた不足金額分の事を言います。
下記に最低限、今後必要であろう支出を記載しておきますので、ご確認ください。
□配偶者様が暮らしていくための生活費
□お子様の生活費
□お子様の学費
□お子様の結婚支援金
□葬式費用(ご本人様及び配偶者様)
(□就労不能の場合であれば、介護費用、医療費などご本人様の生活費)
以上の項目から、現在ご自身が準備できている保障額を差し引き、不足しているのであればその分を準備しなければなりません。
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生活資金
次に、お仕事を辞めた際に必要となる生活資金を把握しましょう。
例えば、仮に65歳でご勇退される予定であれば、
65歳からかかる生活費、ライフイベント費用、余暇費などを試算します。
(弊社では100歳までを目安としています)
そこから今準備できている資金(年金も含む)との収支差額を算定します。
収支差額がマイナスの場合は、追加的な資金を準備する必要があるため、
早い段階から計画的に準備を行う必要があります。
一般的には50代の生活費の6割から8割が60代以降の生活費になってくるといわれていますが
皆様はいかがだったでしょうか?
また準備金をすべて貯金で準備されていないでしょうか?
現在、インフレ率2%を掲げている中、貯金だけで老後を迎えるのは極めて危険といえます。
なぜならば、例えば1000万円の貯金を手元に持ったまま、
インフレ率2%で30年後を迎えると1000万円だった紙幣の価値が、約半分の545万円となってしまうからです。
その為、貯金だけではなく、リタイア後も資産収入として常に入ってくるような状態を構築されていたほうが安心だといえます。
つまり、インフレにも負けない膨張するような資産を作ることが大切です。
◆必要貯蓄額、保障、投資運用の考え方
弊社では人生100年時代、笑顔リタイアして頂けるよう100歳までを試算しますが、
平均余命までの設定でも、準備金が年金等の収入源だけでは
お仕事を辞められた後の必要資金をカバーできないことが多いです。
また、万が一、事故やご病気になられた際の保障も必要となってきます。
その為、資金については以下のようにお考えください。
⑴事故やご病気になられた際の資金→流動性がある資金
⑵生活費、ライフイベント費用、余暇費→安全性を重視した資金
⑶余剰資金→収益性を重視する運用資金
更に、必要資金を分析するためにも、個人バランスシート、キャッシュフロー表を作成しましょう。
家系の財政状態、収支等の現状把握を行い、
また、仕事への取組み、子・孫などへの贈与・相続も含めた支援体制、医療、介護への備えなどの
ライフデザインを設計しましょう。
最後になりますが、資金の準備は早めに計画的にすることがリスク回避にもつながります。
弊社ではお持ちの資産をどのように運用するのが良いのか、
お客様それぞれのご状況に合ったご提案をさせて頂いておりますので、
ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。
本記事が皆様の将来について考える後押しになれば幸いです。
次回の記事もお楽しみにお待ちくださいませ!
株式会社HaL
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