医師の三大問題① 年金
公的年金については世間でも騒がれているように今後受給額については減額されていくでしょう。そもそも支出の多い医師にとっては公的年金のみで足るとは考えられず、ご自身で年金の代わりとなる収入を作る必要があります。その為には現役時代のうちに収入転換をしなければなりません。収入転換とは勤労収入から徐々に資産収入へと転換していくことです。あくまで収入の転換ですので、今以上の収入を作るのではなく今の生活水準を維持できるだけの収入に転換していきます。引退間近になって慌てて準備するのではなく、収入が高い現役時代から始めることで無理なく準備することが可能となります。
医師の三大問題② 税金
医師の場合、収入転換をするにも高額な税金が足かせとなって身動きが取れないという方も多くいらっしゃいます。個人の課税所得が1800万円以上の方についてはその50%もの所得税、住民税が課されます。そして税金が引かれた後のお金から生活費、学費、保険料を支払うと手元にはほとんどお金は残らないというお声もよくお聞きしています。対策としては法人(医療法人、MS法人、資産管理法人)の活用( 所得税↓ 法人税)、税時期の繰り延べ、課税所得区分の変更(給与収入↓事業収入)など色々あります。ポイントとしては「税率の高い所で課税所得を下げ、税率の低い所で課税させる」ことです。資産形成にもルールがありますが、税引後の収入から資産形成をするのではなく、税引前の収入を出来る限り資産形成に回せるようにすることで勝てるのです。ルールを知っているかどうかで結果( 人生)は変わってきます。
医師の三大問題③ 保障
保障が必要な理由は、自身に万が一の事があった場合に収入が途切れないようにするためです。保障の考え方は準備補償額が必要補償額を上回っているかどうかで判断します。必要補償額とは、保障が必要な年齢( 配偶者の平均余命、お子様が社会人として独立など)までの期間の支出の総額。準備補償額とは、保障が必要な年齢までの収入の総額(自身の勤労収入は除く)、死亡保険金額、生存時の金融資産額の合計となります。 準備補償額に不足がある場合は以下の3つの方法で解決することが出来ます。
・保険に加入する。
・資産収入を構築する。
・ストック資産を作る。
一番簡単な方法は保険ですが、保険も入り方を間違えると無駄な保険ばかりになってしまうので、適切な保険に加入しましょう。私の見解としては収入保障保険のような保障の形が三角形の掛け捨て保険への加入をオススメしています。比較的安価で無駄なく保障が構築できるためです。そして資産収入やストックが出来次第、不要な保険は解約されることをお勧めします。無駄な事には1円もお金を払わない事!それこそが資産形成の成功の秘訣です。
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