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プチお役たちハルブログ:『表面利回りと実質利回りの違い』

皆様こんにちは。

本日は『プチ』お役たちハルブログということで、投資をするにあたって知っておきたい用語についてお伝えさせて頂きます。「もう知ってるよ!」という方は復習がてらご覧下さいませ。

 

今回は利回りについてですが、皆様は不動産投資において利回りに「表面利回り」と「実質利回り」の2つ用語があることはご存知でしょうか?

 

「表面」と「実質」とありますが、この2つには大きな違いがあり、しっかりと理解していないと大きな誤算が生まれ、トラブルにつながる可能性もありますので、意味が曖昧だという方は本記事で理解を深めて頂ければ幸いです。

 

◆「表面利回り」とは

 

表面利回り(%) = 年間の家賃収入 ÷ 物件価格 × 100%

 

このような式で表され、購入した物件に対してどの程度の家賃収入が得られるかどうか表面的な利回り表す数値となります。

よく不動産業者などが「この物件の利回りは〇%ですよ」と話している利回りのほとんどが表面利回りとなります。

 

◆「実質利回り」とは

 

実質利回り(%) = {(年間の家賃収入 – 年間経費) ÷ 物件価格}× 100%

 

このような式で表され、表面利回りとは違い年間経費を含んだ利回りとなります。表面利回りよりも経費が入っているため、より正確な収益力の判断基準となります。

 

経費が含んでいるのと含んでいないのとでは大きな数字の違いが出てきます。

例えば、

 

<物件価格2,000万円の物件を購入>

 

年間家賃収入見込み:84万円

年間経費     :15万円(固定資産税、その他経費)

 

▶表面利回り

84万円 ÷ 2,000万円 × 100% = 4.2%

 

▶実質利回り

{(84万円 – 15万円)÷ 2,000万円 }× 100% = 3.45%

 

利回りの差は0.75%となります。

「不動産は節税になるし利回りも高いんです!」という営業がよくあります。弊社でも他社で既に不動産をご購入されていたお客様に「実際不動産を運営してみると思ってたより手元に残らない」「最初の計画と大幅にズレている・・・」というご相談が多々あります。もちろん利回りだけで判断するのは推奨しませんが、「表面利回り」と「実質利回り」の違いを把握した上で、その物件が将来的にも家賃が見込める投資商品なのかどうかの判断基準にして下さい。

 

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。

本記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

次回はお役たちハルブログ『遺産相続』についてお伝えする予定となります!

 

お楽しみにお待ちくださいませ。

 

株式会社HaL

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