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‐ 2023年5月号 ‐

日本の人口ピークは2030年
将来への資金準備の取り組みが求められる

近年、日本の少子化は深刻な問題となっており、出生率が 低下し続けています。しかし、国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、日本の人口は2030年にピークを迎え、 その後は減少に転じると予測されています。現在、日本の 総人口は約1億2600万人であり、出生率の低下により減少傾向にあります。この人口ピークは、出生率の低下と高齢化が影響しているとされています。出生率が低下し
ているため、子供の数が減り、一方で高齢者の数が増えています。このため、少子化による労働力人口の減少や社会保障費の増加などが問題となっています。また、人口ピークを迎えることで、日本の社会や経済にも大きな影響を生じることが予測されています。労働力人口の減少により、生産性が低下する可能性があり、それによって経済成長が鈍化する可能性があります。また、高齢者の数が増えることで医療や介護の需要が増加し、社会保障費の負担が増加することも予測されています。以上を踏まえますと、将来への資金準備は『待ったなし』のタイミングに来ているといえます。

将来に向けて資産を増やすことが、『本当に』大切です

投資とは、将来に向けて資産を増やすことができる方法の1つです。投資には、株式投資、不動産投資、実物資産投資、投資信託など様々あります。それぞれの方法には、リスクやメリット・デメリットがありますが、ご自身の人生設計にあわせた適切な商品や手法を選択することで将来に備えることができます。ただし、自己管理や資産運用の知識が必要となります。知識がないからと諦めるのではなく、少子化が進む現代社会においては、子や孫の世代に自身の存在が負担とならないためにも、今すぐ将来のための準備に取り組むことが大切です。まだ行動に移されていらっしゃらない方は、資産形成は早期発見・早期治療が何よりも大切なことをご理解いただきまして、行動に移していただけますと幸いです。