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‐ 2023年4月号 ‐

花粉症の保険適用

花粉症の治療については保険適用があります。まず、花粉症の診断を受けるために、一般的にはかかりつけの医療機関で受診し、症状やアレルギーの既往歴、皮膚テストや血液検査などを基に診断を受けます。この診断にかかる費用は、健康保険が適用されます。次に、治療についてですが、薬剤療法と免疫療法の2種類があります。薬剤療法においては、点鼻薬や内服薬、吸入薬などが処方されることがあります。これらの薬剤にかかる費用は、処方箋によって異なりますが、基本的には健康保険が適用されます。一方、免疫療法においては、アレルギー源を注射などで

徐々に体内に投与し、アレルギー反応を抑制する治療法です。この治療にかかる費用は、自費となる場合がありますが、一部の医療機関では健康保険が適用される場合もあります。ただし、免疫療法には対象となるアレルゲンの種類や治療期間などによって、健康保険の適用範囲が異なるため、事前に医師や医療機関に確認することをおすすめします。

花粉症の治療に対応した保険商品

日本の保険商品には、花粉症に対応したものもあります。一例として、生命保険会社や損害保険会社が販売する民間の保険の中には、アレルギー疾患に対応した保険商品があります。これらの保険には、通院費用や入院費用、薬剤療法や免疫療法にかかる費用の一部が補償されるものがあります。 ただし、補償範囲や保険料、条件などは保険会社や商品によって異なりますので、具体的な内容に ついては保険会社の担当者に相談することをおすすめします。