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‐ 2024年9月号 ‐

GPIF運用について

早速ですが、「GPIF」をご存じでしょうか。GPIFとは「Goverment Pension Investment Fund(年金積立金を運用している公的な機関」の頭文字からとっています。主な役割は、年金資金を効率的かつ安定的に運用し、将来的な年金の支払いを支えるためのリターンを生み出すことです。GPIFは世界最大級の年金基金であり、株式、債券、その他の資産クラスに投資を行っています。投資方針は、安全性、流動性、収益性のバランスをとることが求められており、その運用結果は日本の年金制度の安定に大きく影響を与えます。また、GPIFが運用している積立金

は、将来世代の負担が大きくなりすぎないようにするためのお金です。

公的年金制度が続くように、「積立金」で不足分を補う仕組みとなっています。積立金は、現役世代が収めた年金保険料のうち、年金の支払いなどに充てられなかったものが、将来世代の為に積み立てられています。2024年度第1四半期では収益率+3.65%となっており、収益額は+8兆9,732億円です。例年、資産は上昇傾向にあります。こういった公的機関でも、株式や債券に資金を振り分け、運用し、着実に資産を増やしています。皆様ができる身近な公的な制度で、iDeCoやNISAがございます。しかし実際に取り組んでおられる方は、まだまだ少ないようです。国ですら取り組んでいる投資。弊社では、初めての方でもご理解いただけますよう、丁寧にご説明させていただきます。ぜひ将来の自分の為にも、ライフプランにあわせた、資産を増やす取り組みをしてみてはいかがでしょうか。